シングルマザーが経済的自立をするために絶対必要な3つの計画【まとめ】

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シングルマザーである、私の転職経験談と、シングルマザーのお金の話を、5回に渡って書いてきました。

波乱万丈に満ちた子育て記録、それにも匹敵するような、華麗なる(笑)転職歴。

12歳で始めた新聞配達のアルバイトを皮切りに、人生で22の職に就いています。

人生いろいろ

その①:独身時代、12歳~21歳で8つのアルバイト&本職

その②:既婚時代、22歳~29歳に経験した6つのアルバイト

その③:離婚後、無職から正社員までキャリアアップした、5つのフルタイム非正規職

その④:正社員で事務職を12年勤務。ブラック中小企業からの卒業

その⑤:昇給も果たした!!でも手にする年収は変わらなかった・・・

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仕事もお金もキャリアアップしていくための長期計画

私自身は離婚した時に、目先のことしか考えられず、すぐに収入が得られる方法として、採用されやすい『ウェイトレス』を選択しました。

これはこれで、良い経験とはなりましたが、長いスパンで考えると、浅はかだったと思っています。

子供達に淋しい思いをさせて、安い時給で働くよりも、生活保護費で援助をしてもらいつつ、勉強する手もあったな・・・と本気で思います。まだ32歳でしたし。

働けるのに働かないの!?・・・そういうことではなくて、足りない分を補ってもらえば良かった、と思うのです。

詳しくはこちらをご参照ください。

生活保護制度
生活保護制度について紹介しています。

母子家庭のお財布事情と現実

週に6日、1日8時間働いても手取り12万円にも満たなかったあの時、児童扶養手当満額支給、3人分を含めても16万円ほど。家賃払って、給食費払って、食欲旺盛な子供達の食費に光熱費、それでもう終わりです。

それでも私の場合は、養育費を払ってもらっていたので、なんとか軽自動車の維持とか(田舎なのでこれは必須)、ちょっとした習い事とかさせてあげられましたが、

これが無かったら死んでたな。そこは元旦那と嫁さんに感謝です。夜家にいてあげられたのも、養育費があったからこそ。無かったら、間違いなく夜の蝶になるべく、出かけていましたね。

それでキャリアアップとか、子供の教育、安全とか、無理ですよ。いくら子供が小さくても、ほとんど放ったらかしにしないと生きていけないんですから。

20年プランで考える

離婚した時点で、無職の人も有職の人も、20年後、もしくは子供さんが成人した後のことを想定してプランニングして欲しいのです。生活に追われてそれどころじゃ無い!と思われるかもしれませんが、時間は有益、とても有益なのです。

どうか、お若いうちに、有利に稼げる道を選択してください。

例えば、8歳、5歳のお子様がいらっしゃるとします。下のお子様が大学を卒業されるまで17年。おふたりとも就職されれば、それほど心配することは無いでしょう。

でも、学びたいことがあって、おひとりでも大学進学されれば、結構な出費となります。

その時。児童扶養手当も子ども手当もなくなり、医療費も、1割負担から3割負担となるのです。

ではどうするのが良いのか?具体例で考える

表題の通りです、じゃあどうすれば良いの?子連れでまともな仕事なんて就けないわよ!!

まさにそうですね。そういった事情は、20年前と比較しても、全く変わっていないことと思います。

何ができるんだろう・・・?

例えば。福祉系のお仕事に興味がある、福祉では無いけど資格を取りたいんだよな・・・

そういう思いがある方は家庭自立支援教育訓練給付金、もしくは、高等職業訓練促進給付金(お住いの市町村HPにも記載があると思います)で給付金を受ける、または労働訓練で給付金の出るものを探してみてください。

無利子の貸付制度もありますので、上手に使ってください。

お探しのページが見つかりません(404 Not Found) 。

もし、失業保険給付の資格がお有りでしたら、迷わず職業訓練に通われることをお勧めします。

例えば自己都合退職で、待機期間3ヶ月・給付3ヶ月という最低ラインの方でも、通学期間中は失業保険が給付されます。1年カリキュラムなら1年間、2年なら2年間給付されるのです!

失業保険の給付金額はこちらのサイトでご確認ください。※1ヶ月の給与は総支給額をご記入ください。保険加入期間は、失業保険を使っていない場合、前職の期間も合算されます。

【2024年】失業保険の金額を計算(自動計算ツール)
失業保険(雇用保険の失業給付)の金額を自動計算します。 2023年(令和5年)8月1日より、基本手当日額の変更が行われました。 下記必要事項を入力すると、失業保険のおよその基本日額、給付日数を計算しま

職業訓練通所中は、上記で算出された金額の手当と、通所手当が500円/日、出ますし、学費は無料なので、退職される際には、是非ともリクルートの中に候補として入れてくださいね。

卒業時には、就職斡旋も受けられやすくなりますし、就職指導も受けられますよ!ご自身で支払った保険料、しっかり還元してもらってくださいね!!

事務系、福祉系だけでなく、意外なところでネイリストやフラワーアレンジメントなどの講座もありますので、要チェック!!です。

職業コース

方向性を固めてスキルを積み上げる

方向性、なんですけど、これ、実は曖昧ですよね。やりたいこと、って言えばそれまでなんですが、もっと大雑把でもいいと思うんです。

例えば 自営業 とか ユーチューバー でも 不労所得 バリバリのキャリアウーマン でも良いのでは無いかと、最近マジに思っています。

なぜなら。取得するべきスキルが全く異なるからです。

  • 自営業なら、一番必要なのは人脈、商業知識、売りたいものの専門知識
  • Youtuberであれば、発信する案件の知識、インターネット、著作権、映像・音楽などの編集技術
  • 不労所得、を目指すなら、土地などの資産形成でしょうか?
  • キャリアウーマン、なら、できれば大きな会社に勤められるスキル。変わったところでは、大手飲食店の契約社員、時間帯責任者、地域社員、などは就職がしやすいですね。子供が大きくなれば働ける曜日、時間帯も変わってきますので、パートから徐々にランクアップも可能かと思います。

私は21もの職場を経験し、結果的には良かったですが、ちょっと遠回りしたな〜、と自分で思っています。

皆様は、そんなことのないよう、計画的に歩んでくださいね!

1歩1歩登るだけ

子供の成長とその出費

ママの行く末を見つめたところで、次に、子供の成長に沿った出費がどう変わって行くのか、を考えましょう。

小学生のころ、それでも生活は大変だとは思いますが、まだ出費は少ないです。

まずは中学校。どのくらい出費が増えるのでしょう?

  1. 入学時の制服や必要物品、経験上、これらが約10万円必要です。
  2. 諸費用+給食費が小学校の時より増えます。
  3. 部活動をすれば、その費用も必要となります。
  4. 塾に行けば、どのくらい?一科目で1万円くらい要るのかな?(行かせたことが無いのでわかりません)
  5. 食費、被服費、お小遣い、これらが上がります。場合によってはスマホデビューですね。

これで、毎月1〜3万円くらいアップしましたね。

お次は高校、ですが、実は中学校時代とそこまで変化は無いと思います。

アルバイトをしてくれるパターンもありますし(我が家の末娘は、高校1年から週4アルバイターでした)子供自体にはそれほどかかりません。

ただ!!高校入学時の費用は割と大きかったですね。制服代だけで10万円はかかった記憶があります。教科書も有償ですし、その他資格試験代や、特殊電卓などの器具代が割とかかりました。

そして大学受験大学に進学するとなると、ここは大きな大きなお金が動きます。それも意外と早い時期に。

  1. 受験料、これが1万〜5万円位。1校1回につき、です。県内受験なら良いですが、県外で宿泊を伴うと・・・※AO受験であれば、オープンキャンパスや講習会に、何度か出席するのが条件、というところが多い。日数×交通宿泊費、これ、意外と盲点。
  2. 入学が決まったら、即座に入学金・前期授業料を納入します。10月受験なら11月迄に、7月ならば8月、というように、3月なんか関係なく、とっても素早く、振込用紙が送られてきます。
  3. 自宅外進学の場合、住居を決めるために現地へ行く交通費、敷金礼金、引っ越し費用、家財道具、が4月までに必要です。

この受験に関する出費を換算すると、高校3年の春までに用意しておくと安心の金額は(講習会2回参加とする)

  1. 県内私立大学・専門学校進学2校受験の場合で約100万円!
  2. 県外私立大学・専門学校進学2校受験の場合、170万円!!

そしてその1年後から、半年毎に学費の振込用紙が送られてくるのです・・・!!!

あとは、だいたい100〜120万円/年で学費を計算してください。県外進学ですと仕送り、それも加算して考えてみてください。

いかがでしょう?少しはイメージが掴めましたでしょうか?

小学校4年生から準備する、と想定した場合、月3万円(36万円/年)の貯蓄で300万円、高校3年生の8月までに用意できますので、学資保険等を駆使して、頑張って貯めてください!!

進学しなかったら??そのお金は、投資でもしてくださいね♪

子供が巣立った後の人生設計

ここまで見てきて、教育費の増大、手当の終了と、子供が高校を卒業して、子育てあとちょっと!!の頃のお金の動き、想像していただけたでしょうか?

実際、これで貯蓄はゼロ、むしろ学資ローンとか、奨学金という名の借金(4年間、月5万円借りたら240万円の借金です)で、マイナスになります。

なので。子供さんが小さくて就職しにくい時は、短時間でもスキルを上げられる方向で、経験値や資格取得でチャンスを積み、徐々に給料の高い職場へシフトして行くと良いのではないか、と思います。

仕事上、履歴書を見て採用判断することも多々あるのですが、転職をしていても、特別マイナスではなく

  • その内容が同じ業種で、3年以上は働いてきたか?(すぐに辞めないかどうか)
  • 空白の期間がどれくらいあってその理由は何か?
  • 子供の監護の環境はどうか(単世帯で未就学児だと躊躇する)
  • その業種、仕事内容に合った勉強をしているか、していたか

という点を見ます。資格をたくさん持っていても、共通性が見受けられないと、良い印象を受けませんし、逆に転職が多くても、各々3年以上は働いていて、あまり空白期間がない方だと、会ってみてお話を聞こうかな、そんな気持ちになります。

これだけあったら嬉しいな!生活に必要な最低限の金額は?

最後に。一番大切なこと。

どれだけのお金が欲しいですか?今必要とする、最低限の金額はいくらですか?

この2点を、具体的に書き出してみてください。

家賃、食費、お小遣い、洋服代、外食費、保険、車両費・・・

現実と理想が見えてきたら、自然と目標も見えてくると思います。

今が貧しくても、そこから脱出するべく、まずは自分を見つめ、嫌なことは嫌、と言えるように頑張りましょう!!

仕事に迷ったら。賃金で決めてもいいと思います♪自分を安売りするのは、もうお終い(笑)

企業は良い人材を探しています。安く買い叩くところは、商売と同じで、価格競争で負けているのです。頑張ってもらいましょう!!

幸せになりましょう!

小さな声もまとまれば大きくなる!

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